長野県にある八十二銀行は、1931年に六十三銀行と十九銀行という2つの銀行が合併して出来ました。合併前の銀行の数字を足して63+19=82ということです。
旧国立銀行であった、上田に本店を置いていた第十九銀行と松代(現・長野市松代地区)に本店を置いていた六十三銀行が合併してに設立され、その合計値を行名とした由来を持つ。
数字がつく銀行はたくさんあり、これらの銀行は俗にナンバー銀行と呼ばれます。
表 ナンバー銀行
コード | 名称 | 補足 |
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8529 | 第三銀行 | 三重県松阪市。旧国立銀行ではない。 |
8324 | 第四銀行 | 新潟県新潟市 |
8356 | 十六銀行 | 岐阜県岐阜市 |
8396 | 十八銀行 | 長崎県長崎市 |
8341 | 七十七銀行 | 宮城県仙台市 |
8359 | 八十二銀行 | 長野県長野市。六十三銀行+十九銀行 |
8368 | 百五銀行 | 三重県津市 |
8386 | 百十四銀行 | 香川県高松市 |
明治時代の国立銀行条例という条例により作成された銀行は国立銀行と呼ばれます。国立銀行は出来た順に第1〜153の番号がつけれました。この国立銀行がナンバー銀行のルーツです。
国立銀行(こくりつぎんこう)は、1872年(明治5年)の国立銀行条例に基づいて開設された金融機関のこと。
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銀行は設立順に番号を名乗っており、これを「ナンバー銀行」と呼ぶこともある。
なお、一部のナンバー銀行(第三銀行など)は、旧国立銀行ではないそうです。
現在のナンバー銀行は第四銀行のような旧国立銀行の継続タイプ(十六、十八、七十七、百五、百十四)と、第三銀行のように国立銀行を継承していない新ナンバー銀行とがある。
↑このサイトに、ナンバー銀行一覧(変更後の名前なども)がありました。
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