作成 2007/2/17

青天井ポーカー

「銀と金」という漫画で青天井ポーカーという架空?のギャンブルの話が出てくる。賭け金の上限がなくて、ポーカーの手がどうであろうと、賭け金をつめなければ負けという、金持ち自慢ゲーム。

http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/bun/man02508.htm

この青天井ポーカーって仕手戦に似ていると思った。例えば、こういうのを見ると、仕手戦って、結局のところ金を多く集めたものが勝つパワーゲームなんだなぁと。

糸山英太郎vs近藤信男
http://j_coffee.at.infoseek.co.jp/retsuden4.html#itoyama

仕手戦というほど大げさなものではなくても、株式市場では、買い方と売り方が毎日のように戦っている。そして、短期需給ではたいてい、馬鹿になって相手が降参する(反対売買する)まで買い(売り)浴びせた方が勝つのかもしれない。

とは言っても、調子に乗ってパワーゲームしてると、ニーソンくんや井口くんのような末路をたどる可能性もある。

http://members.at.infoseek.co.jp/J_Coffee/kabutochou.html#iguchi
http://members.at.infoseek.co.jp/J_Coffee/retsuden2.html#nikku

そういえば、マネックス社長のブログで、ソロモンのトレーダーたちのカジノでの戦い方を書いた話があった。カジノのゲームはどれも期待値1以下なんだから、カジノの1テーブルを破産にもっていくしかないと。クレイジー。焼畑農法な欧米的な乱暴な感じで素敵。リアルなトレードでもこんな感じだったのでしょうか。

金融列伝 アーブ・デスク <松本大のつぶやき>
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/005665.html
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/005673.html

ところで、福本伸行の漫画には株式市場をモチーフにした話がよく出てくる。というか「銀と金」の最初の話はそのまま仕手戦、グリーンメーラーの話だったりもするが。

でも、実際のところ、仕手という人たちがどういう人たちなのか本当のところよく分からなくはある。パワーゲーマーにとって大事なことは、ヤクザと同じ(?)で、自分の強大なイメージを植えつけて相手を降ろすこと。金持ちケンカせずとも言うし、たいていこういうイメージを使って提灯つけてる小物からかっぱいでんじゃないのかなーとも思ったりもする。んー、まぁ株式市場にはいろんな魔物が住んでるってことで今回もオチなし。

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