感想:昔のゲーム会社みたいな ★★★★
1980年代後半のソロモン・ブラザーズの債券トレーダー、セールスマンの実情を内部からユーモラスに描いている。示唆にも富んでいるが、そうでなくても、とりあえず笑える。
ソロモンの全盛期に入社し、凋落していく様子が描かれている。自分が社会人になって最初に入った会社の状況と少し似ていて(業績が天井を売った会社?)、読んでいて少しデジャブ。
プロのトレーダーやファンドマネージャーといった類の人間はスマート男しかいないかと思っていたが、ラニエーリ率いるモーゲージ債のトレーダー軍団はデブばっかだったらしく少し親近感。
これ読む前、「うそつきポーカー」って「インディアン・ポーカー」のことかと勘違いしてた。うほ。
2006/3/27レビュー