HOME株本れびゅ2006年炭谷道孝の株投資 必中!時間差売買テクニック
炭谷道孝の株投資 必中!時間差売買テクニック
炭谷 道孝
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感想:楽天RSSを使ってる ★★★★

知人に聞いて買ってみた。動きのよく似た銘柄に注目し、ある銘柄が上がったとき、出遅れを買う、という売買方法について書かれてある。具体的な手段としては、楽天RSSを使い、数百の銘柄を登録、監視する。

連動銘柄の出遅れを買う方法については、これまで、いくつかのデイトレ本の数ページで簡単に言及されることはあったが、一冊の大半で深く説明している本はなかった。最近、俺が試行錯誤している作戦の一つが、連動性のある銘柄の売買だったので、これは、まさに読みたい内容の本だった。

この本の主テーマは連動銘柄売買だが、それ以外でも参考になりそうなことがあった。楽天RSSで数百の銘柄をグループ分けして一覧することで、その日、どのあたりに資金が流れているのかを素早く把握することができる。いち早く急騰銘柄を発見でき、出遅れがあれば買ってチャンスを待つことができる。これまで、モニター何台もつかってデイトレしている人って、いったい何を見ているんだろう?と思っていたが、一つの理由はこういう、全体の傾向を見るとか、多数の銘柄の中から条件に合うものをいち早く見つけるとかいうことだったのか。

あと、楽天RSSを使って、寄り前の気配値を監視したり、寄り付きのギャップアップ/ギャップダウンの出遅れを狙う方法なども紹介されており、楽天RSSの使い方例本としても面白いかもしれない(ただし、プログラム的な説明などはない)。

しかし、連動銘柄テーマで一冊本が出るくらいだから、連動銘柄のいくつかを仕込んでおいて、ある銘柄を買いあがって、他が連れ高するので利益を出すとか、そういうハンター的なお金持ちとかもいるかもしれないなぁ。まぁ急騰前の出遅れを買うんであれば、嵌め込まれ高値づかみの危険も少ないか。

2006/4/15レビュー