感想:泣ける ★★★★
パイオニア一銘柄の売買で億を築いた立花 義正氏の売買の記録。
(パイオニアの前に日本電気やソニーもあった)
前半、波乱万丈の出だし。ケイ線の先生に騙され、証券外交員にバカにされ、飛び込んだ商品仲買店のおじいさんの言葉が泣ける。
後半は具体的な売買の説明に入っていきます。
「精神論ではなく相場技術について語る」と言ってるわりに、
ほとんど資金管理と精神論の話なのが、なんだそりゃという感じはした。
著者の「過去の値動き"のみ"に注目した売買」は、ちょっと真似できませんが、
ただ、一銘柄に注目した売買のみで、大金を稼いだ男がかつて確かにいた、
ということが感動的な一冊ではある。
2006/3/27レビュー