HOME株本れびゅ2005年修羅場のマネー哲学
修羅場のマネー哲学―1億5000万円の借金を9年間で完済した男
木戸 次郎
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感想:前半の経験談が面白い ★★★

たまには、ハウツー本でないのを読んでみた。

バブル崩壊時に1億5千万もの借金を背負うが、それを9年で取り返すという話。バブル当時のランチキ騒ぎからはじまって、借金を抱え込み、それを株で返済していく様子が描かれています。しかも日本株全体は下げ相場の中で、信用取引をせずに(カラ売りなしで)、仕手株に乗らずに返済したというから驚き。

後半、おまけで、今後の経済の予想みたいなものが書かれているが、これは素直に信じていいものかどうか分からない。とりあえず前半の著者の自伝部分は、なかなか熱い話です。

こういう本を読んだ後、著者の商売が有料の投資情報サービスだったりするのを見ると、微妙になえる(投資顧問の話は書籍中でも出てたけど)。なんでだろう。

2005/1/12レビュー 転載