ニュースクリップ(Yahooファイナンスのコピペ)

2007年 7月19日(木) 17時1分
石油・石炭株が高い、原発停止でC重油需要増の思惑高まる、新日石は16年ぶりの1200円台

 石油・石炭製品株が高い。新潟県中越沖地震による影響で政府は東京電力 <9501> 柏崎刈羽原子力発電所の安全性を確認するまで運転再開を認めない方向で検討に入った。停止は1年以上ともされ、停止による火力発電へのシフトで石油、石炭の需要増期待から関連銘柄への思惑が高まっている。
 新日本石油 <5001> が一時32円高の1202円まで買われ、新値追い。1200円台は1991年3月以来。コスモ石油 <5007> は720円まで買われ、同じく年初来高値更新。昭和シェル石油 <5002> 、新日鉱ホールディングス <5016> 、出光興産 <5019> も堅調。また、住友石炭鉱業 <1503> 、三井松島産業 <1518> の石炭株も高い。
 新日石では原発停止時の対応について、「仮に柏崎刈羽原発7基すべてが長期にわたって停止した場合、石炭やLNG分を除き月70万キロリットル程度の重油需要が元売り側に発生すると見ている。当社でも現在、この数値を元に対応を検討中。過去の重油需要ピークは06年2月の223万キロリットル(元売り全社での需要)で、この時の生産体制を参考にするつもりだ。正直かなりきついが、この量ならなんとか供給できると計算している」(広報)と話す。
 東電の原発管理の対応の悪さが取りざたされつつあり、火力発電用C重油のスポット価格も急騰の気配を見せている。市場からは、「柏崎刈羽原発がこの夏は稼働できないことは確実で、東電への不信が高まれば福島第1、第2原子力発電所に飛び火し、03年時のように東電全原発の停止を招く可能性すらある。石油需要に対する思惑は簡単には払しょくできない。特にC重油需要が多い民族系石油元売り株の買い方は安心感に包まれている」(準大手証券エネルギーアナリスト)との声が出ている。元売りにとってはWTI原油(18日終値1バレル=75.05ドル)の高止まりと合わせ、今夏の大きな追い風となりそうだ。

[ 株式新聞ダイジェスト ]
提供:株式新聞社
2007年 7月19日(木) 10時2分
応用地質が急騰

 応用地質 <9755> が出来高を増大させて3連騰。今回の新潟県中越沖地震で東京電力 <9501> 柏崎刈羽原子力発電所が被災して放射能漏れ事故が発生したことを受け、政府が原子力発電所の耐震調査を開始する意向を表明したことが材料視されている。PBRの1倍割れも支援材料。
 同社は地質調査のトップ企業で、創業以来、研究開発志向が強かったことから地盤、建設、環境、防災の幅広い分野での技術蓄積を持っている。特に地盤調査に関しては創業以来本業としてきただけに定評があり、事実、国内で数多くの大地震後の調査業務を受注、海外においても1999年8月に発生したコジャエリ地震に絡んでトルコ政府から地震災害予測業務を受注している。
 また、足元業績も順調。今07年12月期第1四半期連結決算では2ケタ増益を確保しており、中間予想進ちょく率は経常利益で78.9%、純利益で86.5%に達して上ブレペースで推移している。

[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:株式新聞社
中越沖地震、首都圏の電力供給に黄信号
7月18日8時32分配信 日刊工業新聞

 本格的な夏を前に、首都圏の電力供給に暗雲が漂っている。新潟県中越沖地震で東京電力の柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)が全面停止、現時点で復旧の見通しが立たない。放射能を含んだ水や排気が放出されたことも明らかになり、その原因調査だけで数週間は要する見通しだ。気象庁が「40%の確率」と予想する暑い夏は、電力各社に瀬戸際の対応を強いることになりそうだ。

 東京電力は今夏の最大電力を6110万キロワット、猛暑時で6400万キロワットと想定、それぞれ予備率として7・4%と3%を確保する考えだった。しかし柏崎刈羽原発で見込んでいた710万2000キロワット(2―7号機、1号機は9月稼働予定)の供給は絶望的で、供給力が不足することが確実となった。同社は梅雨明けまでに、停止中の火力発電所の立ち上げや他電力からの融通で供給力を確保する必要がある。
東電社長を厳重注意=原発の消火体制不備などで―経産相
7月17日20時1分配信 時事通信

*新潟県中越沖地震に伴う東京電力 <9501> 柏崎刈羽原子力発電所での火災発生を受け、甘利明経済産業相は16日夜、同社の勝俣恒久社長を経産省に呼び、原発での消火体制の不備から消火活動が遅れたなどとして、厳重注意した。 

最終更新:7月17日20時1分
漏れた水から微量の放射線=柏崎刈羽原発6号機で―東電
7月17日20時1分配信 時事通信

*東京電力 <9501> は16日、柏崎刈羽原発6号機の原子炉建屋3階にある放射線非管理区域内で水漏れがあり、微量の放射線が検出されたと発表した。一部は<
排水として海に排出された可能性があるという。作業員の被ばくなどは確認されていない。 

最終更新:7月17日20時1分
東電柏崎刈羽原発、変圧器で火災=3基が自動停止
7月16日20時1分配信 時事通信

*震度6強の地震があった新潟県柏崎市の東京電力 <9501> 柏崎刈羽原発では、3号機の屋外に設置してある電源用変圧器で火災が発生した。消火作業をし、正午すぎに鎮火した。運転中だった3、4、7号機と起動操作中だった2号機は、地震発生とともに自動停止。他の1、5、6号機は定期検査などで停止中だった。 

最終更新:7月18日15時43分

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