2337 アセット・マネージャーズ(ヘラクレス) 日付 売買 枚数 価格 2004/7/14 現物買 1 1,840,000 2004/7/15 現物売 1 1,600,000 損失 -240,000(値下がり率 -13.0%) / 2日
ある晩、ネット上で、こんな記事を読みました。
「M&A投資」の株式投資ブログより抜粋
アセット・マネジャーズ(2337)が空を舞う
2004/07/13 19:12:33
アセット・マネジャーズ(2337)が、待ちに待った上方修正を吐きました。アセットマネージャーズは不動産証券化・不動産ファンドを組成する事業者です。
3ヶ月前予想よりも、なんと31%増の通期予想。結論から言えば、明日は爆上でしょう。
実は、同社は、ただの新興不動産事業者と同じレベルの会社ではありません。言わば、成長市場から成長市場へ飛びまくる白鶴のような会社でしょう。
前年同期比、(04/5期 VS 03/5期)
売上高 +331%
営業利益 +961%
経常利益 +1095%
純利益 +1347%
鶴というより、昇龍でしょうか。
この記事を読むまで、この会社のことは全く知らなかったのですが、なんだか素晴らしい会社で、今は絶好のチャンスのような気がしてきました。
次の日の朝、注文を入れて会社に行きました。夜、会社から帰ってきて、ドキドキワクワクしながら株価を確認します。その株価に愕然とします。終値1670000円で、その日だけで-17万円の損失です。普段、数千円で一喜一憂していた僕にとって、その額はあまりにも大きすぎました。そして額の大きさもショックですが、そんな大勝負にこんな簡単に乗ってしまった自分が痛すぎました。
このときの気持ちを例えるとこんな感じでした。
このとき、この会社の業績は好調でしたが、株価は既に大きく上昇していました。いわゆる折り込み済というやつです。相場の格言にうわさで買ってニュースで売れという言葉があります。
図 うわさで買ってニュースで売れ
業績が好調らしい、いいニュースが出そうだなどのうわさで株価は上昇していきます。しかし実際にニュースが発表されてしまうと、うわさ以上のニュースでない限り、株価はその後、上がりません。逆に、好業績といううわさ通りのニュースであっても、その後株価は下げてしまう場合もあります。うわさは言い換えると期待です。期待によって株価は上昇していきますが、次に期待することがなくなると、もういいかなということで売ってしまう人が増え株価が下がってしまうのです。うわさや期待による上昇が大きいほど、下落も大きくなります。ちなみに、この好材料のうわさで株価が上がっていき、ニュースで下がるのと逆の動きが、悪材料出尽くしです。悪材料出尽くしでは、悪材料によってさんざん株価が下がっていきますが、売りたい人はみんな売ってしまって、これ以上悪いニュースもなくなると、後は上がるしかなくなります。
僕が見たブログを嵌め込み呼ばわりする気はありません。数週間は株価は下がりましたが、もうちょっと長いスパンでは、株価は上昇していっていました。ただ明日は爆上ではなかったですけどね。
他人の意見を鵜呑みにしない分別は十分持ち合わせているつもりでした。しかし、こんなに簡単に買ってしまいました。しかも、普段1銘柄40、50万円分ほどしか買わないのに、180万もつっこんでしまいました。「いいニュースを発表した会社の株価が下がるはずはない」という誤った認識をもっていたと思います。無知でした。