感想:人の行く道の裏に花あり ★★★
数百万の資金を一時80億まで増やした、個人投資家、遠藤四郎氏の著書。
低位株を安いうちに仕込み、値上がりをじっくり待つという長期投資。こんな銘柄が狙いだそうだ。
・赤字で安く売りたたかれた銘柄
・金融関係、株主関係に不安がないもの(バックがついていて間違っても倒産の心配はないもの)
・含み資産に注目
・発行株数は少ない方が値上り時の動きはよい
・仕手化した株を買うのはイカンが、上の特徴の株は、自分が仕込んだ後に仕手化することもある
昨年ぐらいか、低位株、資産株ブームがあったので、あまり衝撃的な項目ではないが、これを自分の頭で考え、そして実践してきたのはスゴイです。悪い噂でストップまで売られた株を買ったこともあるらしい。大きく儲けるためには人と同じことをやっていてはダメなんだなーと改めて思った。
本書の中で遠藤氏は信用取引はしない方がいいと言っていたが、ぐぐってたら、この後、信用取引で失敗したらしい。
http://blog.livedoor.jp/nomans_land/archives/14441421.html
http://www.japanese-investor.co.jp/pdfs/ji44all.pdf(野田恭氏の記事)
「負けを取りもどそう」とか「やつには負けられん」とか考えると、いかにベテランでも、無謀な賭けをしてしまうことがある。株は自分との戦いと考えよう(市場参加者の意図を考える話とは別として)。
2006/5/24レビュー