HOME株本れびゅ2006年株で大損した私の反省 損してわかった「損切り」の大切さ
株で大損した私の反省 損してわかった「損切り」の大切さ
宇都宮 滋一
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感想:失敗から学んでない ★

「失敗から学ぶ」という感じの題名にひかれて買ってみた。一般投資家の失敗、反省もいろいろと学ぶところがあるんじゃないだろうかと。しかし、ぶっちゃけ期待ハズレ。

前半失敗して金を失っていく話が書かれている。こういう自虐的な話は通常面白いものだが、この本の場合、そのときの損して痛い死にたいような気持ちが伝わってこない(文体の問題だろうか?)。そして中盤から反省から学んで成功していくのだが、失敗から何を学んだのか全く不明。どうやって負けループを脱出して勝っていけたのか分からない。正直、読んでみて、「2003年の上げ相場(と分割相場、IPOブック)で、たまたま儲けた人が調子こいて本書いてる」ようにしか思えません。しかし、マーケットから退場してしまっていては、そのたまたまのチャンスもやってこないので、退場しないためには、ロスカットが重要というのも、まぁ論理的におかしくはないか。うーん、やっぱり前書きとか題名とかで必要以上に「損切り」が出てくるような本は、ツマラナイという傾向があるような気がする。

他人を陥れるようなことや、ウソ、インチキが書かれているわけではないので、★2でもいいのですが、うちのサイトのメインコーナーと似たテーマなのにつまんなかったのがムカツイたので★1。

2006/8/19レビュー