感想:HANBI2号 ★★
システムトレードで一冊出すからには、「バックテストのやり方」「統計の落とし穴」などが主題であるべきだろうと思った。「移動平均からの乖離率に基づいて、証券会社の画面でスクリーニングして売買するといいよ、簡単でしょ」とか書いているのを見るとまぁ素人ダマシですよね。俺の中では、この人は「HANABI2号」という位置づけになりました。
なんか手法も身の振り方も似てる気が。。。
大事なことはバックテストを行って、いけるかもしれない手法を見つけることです。間違っても、本に書いても平気なような情報価値の低いグルのお言葉に、そのまま従ってトレードするのはやめましょうね。こういうのが初心者向けの本に書かれるようになるぐらいの時期が、その手法の末期ごろかもしれませんよ(よく知らないけど、タートルズとかトレンドフォローシステムとかそんな感じ?)。
まぁでも、そう変なことも書いてないし、システムトレードって何だろう?という人が最初の一冊に読むにはいいんでないですか。損切り、ナンピンとか、常識的によくないと言われていることも、疑ってみようという指摘は共感できる。
2006/8/6レビュー