HOME株本れびゅ2006年ケンカ哲学
ケンカ哲学
糸山 英太郎
4309243258

感想:ミスター仕手 ★★★

仕手の本尊といった類の人は普段表に出てくることはないのだが、中山製鋼の話とかなかなかドラマのようで面白かった。しかし親の七光りどころか十四光(二十一光?)ですか。もちろん糸山氏も自分の才覚でのし上がった波乱万丈の人生でしょうが、どっちかというと、自分的には、0から成り上がりの人の方が好みではある。今年マスコミに出たBNFは秀吉のように0から成り上がりで、武蔵のようにストイックなところが、好みだったが、彼は株の世界の名声を利用して選挙には出んだろうな、さすがに。あと、糸山さんって、どう見ても「金権」とか「悪の求心力」といった言葉が似合うヤクザの親分かゴッドファーザーかみたいな感じなのに、本の中では、何を今更善人ぶってるのだろう、という感じはした。


2006/10/3レビュー