感想:株に通じる話も ★★★
マイケル・ルイスの本。「ライアーズポーカー」が面白かったので、もう一冊読んでみた。
アスレチックスはなぜ少ない予算でそんなに強いのか?ジェネラル・マネージャーのビリー・ビーンの手法を中心に描いた伝記風ドキュメンタリ。よく打つがデブすぎてスカウトがこない大学生。球が遅くアンダースローという理由で、マイナーから昇格できない投手。年をとって怪我をしたかつてのスター。他球団では評価されないキズもの選手をスカウトやトレードで「安く」手に入れてチームを作る。そのキズもの選手たちは、従来の誤った常識ではあまり使えない選手だが、独自の分析によると非常に優秀なのだ。。。
題材はメジャーリーグの話だが、(株などの)トレードの話のようでもあった。なかなかいいかも。
2006/4/5レビュー